業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説

業務の拡大につれ人手が足りなくなってきた、新たなスキルをもつ人材が必要になった。そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。新たに正社員を採用することも一つの手ですが、コスト面でもスキル面でも難しいのが現実です。

今回ご紹介する「業務委託」を活用することによって、人材不足やスキル不足などの問題を比較的低コストで解決することができます。この記事では、業務委託の求人方法や採用準備、人が集まりやすい求人票の書き方を解説していきます。

業務委託の基本概要

業務委託とは

社内で対応できない業務を社外に委託して行うことを業務委託契約といい、請負契約と委任契約の2つに大きく分かれます。業務委託の基礎知識、業務委託をすることによるメリットデメリットについて知りたい方はこちらの記事もご参考ください。

また、業務委託契約を締結する際は契約書を書くことが基本となっています。その際、実態が雇用であるのに業務委託として契約をしてしまうと、偽装請負と評価されてしまい刑事罰が科されることがあります。契約書の書き方や注意点を知りたい方はこちらもご一読ください。

今、業務委託が注目されている理由

業務委託の締結先として代表的な相手はフリーランスの方です。その人数は年々増加しており、これからも増加は続くだろうと予想されています。フリーランスの人は自身の持つスキルや専門を活かして仕事をこなしていくため、特定のスキルに特化している場合が多くあります。

社内にはないスキルを持った人を、場合によっては正社員として雇用するよりも低いコストで採用できることから、業務委託が近年注目されるようになりました。

業務委託の求人方法

業務委託の求人をする方法には求人サイトでの募集掲載、クラウドソーシングでの募集掲載、自社サイトでの募集掲載、リファラルで探す、の4つが主としてあります。

求人サイトで募集を掲載する

求人サイトにて募集を掲載し、応募が来るのを受け身で待つという方法です。毎日多くの人が求人サイトを訪れて検索するため、募集を見てくれる人数が多いのが特徴です。募集掲載時に料金が発生します。

おすすめ求人サイト3選

  • Indeed
業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_Indeed

Indeedの月間利用者数は国内だけで3,700 万以上となっており、​​国内で最も訪問数の多い求人検索エンジンとなっています。また、月間求人数は620 万件となっており、多くの企業で採用に活用されているサイトとなっています。

  • エンゲージ
業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_エンゲージ

エンゲージは求人の掲載から採用までがすべて無料となっています。大企業から中小企業まで40万社が導入しており、操作が簡単であることなどから人気の求人サイトとなっています。

  • リクナビNEXT
業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_リクナビNEXT

リクナビNEXTを活用している企業の約4割は従業員規模が50名以下の中小企業となっており、中小企業にも使いやすいサイトとなっています。また、会員数は1,000万人となっており、転職サイト求人応募率はNo.1を誇っています。

クラウドソーシングで募集を掲載する

クラウドソーシングとは、求人をかけたい企業と求人を探している人を繋げるサービスのことです。募集を掲載した上で、気になる人に積極的に声をかけてスカウトすることができます。

おすすめクラウドソーシング3選

  • クラウドワークス
業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_クラウドワークス

クラウドワークスを利用しているのはフリーランスが470万人、企業が76万社です。発注コンシェルジュのサービスを無料で受けることができ、募集文面を作成してもらえるなどのサービスが充実しています。

  • ランサーズ

ランサーズは600,000社を超える企業が導入しています。350種類以上の仕事の発注が可能であり、参考価格も提示されるため、金額感がわからない場合でも安心です。

  • ココナラ

450種類以上のカテゴリが登録されています。ココナラの特徴は500円からでも案件を出せる点にあります。少額から初めていくことができるため、初めて業務委託を考えている方にも使いやすいサービスとなっています。

自社サイトに募集を掲載する

自社サイトに募集を掲載して、応募が来るのを待つ方法です。コストを低く抑えられる一方、どれだけの人が募集を見てくれるかは企業次第となります。募集文言や文字数、動画の添付など、アピールできる方法の自由度は高くなります。

リファラルで探す

従業員の紹介で新たな人材を探すことを指します。コストはかからない上、紹介性のため信頼度は高くなりますが、幅広い募集はできません。また、従業員が紹介に積極的でなければなかなか人材を集めることができません。

業務委託の採用までの流れ

  1. 応募者への返信

応募の連絡があった場合はできるだけ早く返信しましょう。相手は同時に複数の募集に応募していると考えられるため、対応が遅いと心象が悪くなってしまいます。また、先に他の応募先に採用されることを防ぐことができます。

  1. 書類選考

次に、書類選考に移ります。書類選考では、応募者の経歴や志望動機などを確認します。求めているスキルは持っているか、そのスキルの程度などを判断します。

  1. 面接

次に、書類選考を通過した人を対象に面接を行います。面接の質問項目はあらかじめ考えておくようにしましょう。応募者の現状(応募動機など)、応募者の実績(経歴、得意分野など)、応募者の求める未来(自分の目指しているもの、採用後に会社に求めるもの)などの項目を聞きます。また、応募者の状況について聞くだけではなく、こちらが募集をかけ始めた背景や業務内容を丁寧に説明することでミスマッチを防ぐことができます。

  1. 採用可否の連絡

最後に、採用可否の連絡をします。相手は他の募集にも応募していると考えられるため、採用結果が決まったらできるだけ早く連絡する方が親切です。

求人票作成のポイント

業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_求人票作成のポイント

業務内容や要求定義/要件定義を事前に書く

業務内容は詳細に、具体的に書きましょう。大事なことは「言語化」することです。こちらの要求を正しく言語化し、それを要件に落とし込んでください。こうすることで相手にとってわかりやすい求人票になるだけでなく、募集する側にとってもミスマッチを防げるというメリットができます。多くの求人票はこれらの具体的な記載がないため、他の求人票と差をつけることができます。特に大事な点を以下に挙げていきます。

  • 要求の言語化と定義(要求定義)

こちらが「あなたにどんな成果を求めているのか?」というこちらの要求を求人段階で明確に言語化することが必要です。

  • 業務要件の言語化と定義(要件定義)

あなたには「どのような業務遂行の要件が求められるのか?」という要件を具体的に言語化しましょう。

  • 必要な業務スキル・バックグラウンドの記載

これらの要求・要件を達成するにあたってどのような経験をしてきたか、どのようなスキルが必要かを言語化しましょう。その際、上の要求や要件と整合成を合わせておく必要があります。また、特定の経験をしてきた人は優遇する、と明確に記載することでよりスキルの高い人を集められます。

その結果、不必要な書類選考や面接の手間が減る上、ミスマッチを防ぐことができます。ミスマッチは募集側と応募側の双方にとってメリットがないため、徹底して防ぎたいところです。

具体的な社内の体制を書く

具体的な社内の体制を書きます。会議体や雰囲気、意思決定のスキームなど、採用された側が実情をわかるように書きましょう。

業務のやりがいを書く

自分の行いが誰かのためになることはやはり嬉しいものです。もちろん生活するためにお金を稼ぐ必要がありますが、やりがいも少なからず求めていると考えられます。また、やりがいや企業理念を書くことで、より意欲のある人から応募してもらえる可能性が高くなります。

応募者にとってのメリットを書く

企業側にとってだけでなく、応募者側にとってもメリットとなることはあるはずです。業務に携わることで新しく磨けるスキルや、経歴としてアピールポイントとなることがあれば積極的に書きましょう。

業務委託のデメリットと解決方法

業務委託の求人方法|採用準備、メリットや注意点を解説_業務委託のデメリットと解決方法

業務委託で解決できる問題もたくさんあります。しかし、業務委託をすることによって発生するデメリットもあるのです。そのデメリットとは何か、デメリットを解消するための方法を見ていきます。

自社にノウハウが残らない

人手不足ではなくスキル不足が要因で業務委託をする場合には、自社にとって大きなデメリットを抱えることになります。業務委託として業務を外部に丸投げしてしまうことで、自社の従業員を教育する機会を奪ってしまうことになるのです。個人のスキルも上げられず、自社にもノウハウが蓄積されません。

また、そのスキルが必要な期間が一時的ではなく継続的であるならば、永遠に業務委託をする必要性が生じてしまいます。そのため、業務委託コストが永遠に発生し続けてしまうことになります。

質の担保が難しい

業務委託を受ける人材の質はピンキリです。そのため、業務委託において質の担保は期待できません。また、相手は自社の内情を全く知らない状態なので、意思疎通や認識のすり合わせ等慎重に行う必要があります。しかし、どうしても社内と社外という壁があるため、なかなか難しいのが現実です。

自社にノウハウを構築しつつ、良質な成果を出すには

業務委託と同じく、代理店やコンサルティングを頼むという方法ではノウハウが残りません。その上、料金も高めであるのに実効性のあるものを提示してくれるとは限らないのです。

そこで理想的なのは、インハウス型で実務は自社の社員に任せてもらえるようなプランです。インハウス型のプランを選ぶことで代理店のような垣根はなく、内部の組織に近い形で動いてもらうことができます。そのため、現場を見た上で現実的な提案をしてもらえます。さらに、自社の社員に実務を行なってもらうことで自社内にも着実にノウハウが蓄積されていきます。

弊社が提供するレンタルCMO&マーケティングPMソリューションプランは、インハウス型の形式をとっています。これまでいくつもの現場を経験した過程で積み上げてきたノウハウを提供し、最終的にはクライアント社内にノウハウを構築してプランを卒業してもらうことを最終目標としております。また、実務をクライアント先の社員に行なってもらうことで各社員の成長にも繋がります。

実務をクライアント先に実施してもらうことで費用を安く抑えることができました。良質な成果を出したい方、自社の社員育成を考えている方はこちらもぜひご参考ください。

業務委託で人材不足、スキル不足を解消する

今後、フリーランスの人数が増えるにつれ、業務委託の委託先も増えてきます。自社に適した業務委託先を探し、自社の業務の幅を広げていきましょう。

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