セミナーとは、あるテーマに対し興味のある人を募集して開催されるイベントのことを指します。
しかし「研修や講演会との違いがよくわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セミナーと研修や講演会との違い、参加のメリットや注意点を解説しています。
セミナーを探すおすすめの方法もご紹介するため、セミナーへの理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。
Contents
セミナーとは何か
セミナーとは、特定のテーマに対し興味を持っている人を幅広く募って行われるイベントのことです。
テーマは趣味のものから仕事に関するものまで多岐にわたり、有料・無料のどちらでも実施されています。
参加が任意であるため、参加者の学習意欲が高いことが特徴です。一方的に講義を聞くだけではなく、意見交換を行ったり質疑応答を設けたりする形式もあり、近年では、オンラインで行うセミナー(ウェビナー)が増加傾向にあります。
セミナーと研修・講演会などとの違い
セミナーと研修・講演会にはどのような違いがあるのでしょうか。参加の目的やイベントの形式の違いを踏まえ、それぞれの特徴を紹介します。
研修との違い
研修は、業務に関係するスキルを身に着けるために開催されます。セミナーは自己実現を目的とした自主的な参加を促すのに対し、研修は基本的に強制参加である点が大きな相違点です。
研修は人材育成を趣旨としているため定期的に開催することもあり、費用は企業が負担することが一般的です。
講演会との違い
講演会は、あるテーマに詳しい専門家を招き、大勢の聴衆に講話をする形式をとります。基本的に質疑応答は設けられないこと、話者が一方的に話すことがセミナーとの主な違いです。
ワークショップとの違い
ワークショップは、一般的に体験型のイベントのことを指します。体験を通して学ぶため、セミナーよりも能動的で活発なイベントだと言えます。
勉強会との違い
勉強会は、共通のテーマに興味がある人同士で議論を行う形式をとります。参加者と主催者の双方に、テーマに対する一定の知識がなければ成り立ちません。セミナーよりも少人数で行われ、参加費が手軽であることも特徴です。
セミナーのメリットと注意点
セミナーは参加者にとって多くのメリットがある一方、注意点も存在します。
セミナーに参加するメリット
セミナーに参加するメリットは数多くありますが、ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。
人脈が広がる
セミナーは興味・関心を持つテーマを軸に参加者が集うため、普段関わり合うことのない職種・役職の人と関係性を築くことができます。参加者同士の交流が可能なセミナーであれば、積極的に会話をすることも可能です。セミナーでのつながりがビジネスに発展する可能性もあるでしょう。
最新の知識や情報が得られる
セミナーに参加することで、特定のテーマの専門家からまだ一般に認知されていない情報や知識を得られます。最新の情報を迅速に取得できるため、ビジネスにおける競争上の優位性を獲得できるでしょう。
多角的な視点が得られる
セミナーの参加者と交流を持つことで、自分とは違った視点に触れることができます。一方的な講義や書物からのインプットと比較して、より一層テーマへの知見を深められる点もセミナーの大きなメリットです。
セミナーへ参加する際の注意点
セミナーには上記のようなメリットがある反面、注意点も存在します。以下で紹介するポイントを十分に考慮のうえ、参加を検討しましょう。
セミナー後のフォローアップがない
セミナーに参加したからといって、それだけで何かが変わるわけではありません。セミナーを自身のスキルアップに生かすためには、参加後に考え方を再度整理し、復習を行う努力が必要です。
不審者がいる可能性もある
セミナーにはマルチ商法や不正なビジネスに勧誘しようとしてくる人もいるため、不審な参加者には近寄らないようにしましょう。参加前には、「セミナー以外の目的を持つ人が潜り込めないようになっているか」の確認をおすすめします。
自分に合ったセミナーを探す3つの方法
「セミナーへ参加してみたい」と思い立っても、多数あるセミナーのなかから興味のあるものを見つけ出すのは大変です。以下ではセミナーを探すおすすめの方法を3つ紹介します。
セミナー検索サイトを活用する
セミナーを探す方法として、最も一般的な方法が「セミナー検索サイト」を活用することです。以下に代表的なセミナー検索サイトをまとめたため、ぜひ参考にしてください。
セミナーズ
セミナーズは日本最大級のビジネスセミナー情報検索サイトです。2022年10月時点で、ユーザー数10万人超、登録セミナー数年間9万件以上を誇ります。ビジネス以外にもテーマは「暮らし/生活」「ファッション/美容」「スポーツ/格闘技」とさまざまで、有料・無料どちらのセミナーも検索できます。
日経BP イベント&セミナー
日経BPでは、ビジネス関連のセミナーが多数開催されています。ウェビナーや、専門性の高いテーマのセミナーが充実していることが特徴です。
こくちーずプロ
こくちーずプロは、セミナーの告知に特化した集客プラットフォームです。65万人以上が利用、イベント主催者7万人以上という集客数を誇ります。セミナー検索がしやすいことに加え、多様な支払い方法にも対応しており、サイトの使いやすさは随一です。
business seminar guide
ビジネスセミナーガイドは、日本初で最大級のセミナー情報検索サイトです。セミナー掲載には法人登録が必要なため、掲載されているセミナーは全てハイレベルで専門性に特化しています。講師のレベルの高さが特徴です。
セミナー情報ドットコム
セミナー情報ドットコムは、セミナーを口コミや評価で検索できる検索サイトです。多様なテーマのセミナーが掲載されていますが、なかでもビジネス関連のテーマが上位にランクインしています。
SNSで検索する
セミナー検索サイト以外では、SNSを活用する方法もおすすめです。参加したいテーマで検索する方法と、気になる講師の名前で検索する方法があります。
テーマで検索する
「業務改善」「マーケティング」などのテーマで検索することで、SNS上で注目されているセミナーを見つけることができます。「いいね」の数や拡散数を参考に、話題のセミナーを探してみましょう。
講師の名前で検索する
気になる講師がいる場合、名前で検索する方法もあります。投稿の内容から講師の考えをより深く知ることができるため、学習効果の向上も期待できるでしょう。次のセミナーの告知を受け取るためにも、気になる講師のSNSアカウントはフォローしておくことをおすすめします。
知人に紹介を依頼する
信頼できる知人に紹介を依頼すれば、怪しい低クオリティなセミナーを避けられる可能性が高まります。事前にどんなテーマのセミナーに参加したいかを伝えておきましょう。
情報を集め、セミナーの効果を最大値に
セミナーとは何か掴めましたでしょうか?
セミナーに「参加して終わり」ではメリットを十分に享受できません。「情報収集や復習を欠かさないこと」が学習効果を高める秘訣であり、新たなビジネスチャンスが舞い込む可能性を高めます。
ぜひこの記事を参考に、セミナーの参加を検討してみてください。
なお「自社でもいずれセミナーを開催してみたい」とお考えの方は、労力とコストのバランスを鑑みてプロに相談するのもひとつの方法です。株式会社Experienceでは「セミナー&ワークショップソリューション」をご用意しております。よろしければご参照ください。