google広告を出したいけどやり方がわからない、という方は多いのではないでしょうか。google広告はノウハウがなくとも打ち出すことができます。うち今回のスコープはその一つ。リスティング広告です。
本記事ではGoogleリスティング広告を始めたい人向けに、「アカウント設定」から「実際に広告を出せるようになるまで」を、前提の構成理解から始め、一つ一つ順に説明していきます。
弊社はインハウス的支援をクライアントに実施していますが、広告のやり方を教え込んだ結果、代理店に頼んでイマイチでも、知識なくても自分でやったら効果が2倍などという例もちらほらあります。
本記事は、クライアントのインハウス支援や弊社インターンへのOJTコンテンツとしての意味合いもあります。工数少なく、かつ即席効果が見込めるマーケティング施策の類の一つですのでぜひ覚えてみましょう。
Contents
はじめに:アカウント前提構成・リスティング広告の範疇
最初に、以後の流れをスムーズに進めるため、前提条件を知っておきましょう。
Google広告の中のリスティング広告とは
以下の画像の赤枠のように、「検索欄にキーワードを入力して検索」した際「スポンサー」と表示されるものが「リスティング広告」です
Google広告は多数の出稿の形態が可能です。具体的には以下種類があります。
- 検索広告
- 検索したユーザーの、上のスポンサー枠に表示されるもの
- 特定のニーズある人にアプローチでき、安く、かつ早く端的に設定できる広告
- 現代での広告で「まずやるとしたらこちら」と選定されるベーシックな広告の一つ
- P-MAX広告
- 一つのキャンペーンで全てのGoogle広告を活用、多くのユーザーにリーチできる広告
- 簡素にアプローチできる反面、個別最適化は効きづらい
- 一つのキャンペーンで全てのGoogle広告を活用、多くのユーザーにリーチできる広告
- ディスプレイ広告
- ブログの途中に表示されるバナーなどがこちらに当たる
- 低単価で多くのユーザーにアプローチできる
- 反面CVRは低い
- ブログの途中に表示されるバナーなどがこちらに当たる
- ショッピング広告
- ECの商品に直に誘導できる
- BtoC事業、購入型の商材は相性が良い
- ECの商品に直に誘導できる
- 動画
- Youtubeへの出稿
- 目安15秒ほどの動画が吉
- ディスプレイと同じく、低単価で多くのユーザーを獲得できる
- CVRが上のディスプレイより勝ることが多い(場合によるが)
- Youtubeへの出稿
- デマンドジェネレーション
- Gmailなどに表示させるもの。メール受信BOX内の広告欄など。
- 特にビジネス系の方々などは常日頃メールを見ているので、相性が良い。
- BtoB商材、特に高単価なものは検索広告はオークション合戦にて単価が上がりやすく、上のディスプレイ・Yotube広告などは効きづらい。
- テクニカルなやり方としては、こちらのみ出すと有効というケースも稀にある(BtoB商材高単価の場合)
- Gmailなどに表示させるもの。メール受信BOX内の広告欄など。
左上の赤枠が、本記事の説明範疇になります。
Google広告のアカウント構成の理解を
はじめに全体の構成を理解しておきましょう。Google広告は以下のような論理構成となっています。
- キャンペーン > 予算・目的
- 広告グループ > 単価やオーディエンス
- 広告 > キーワード・広告文・各種アセット
本記事では、枠の大きい部分から進行します。まずはアカウント作成から始まり、その後キャンペーン作成 > 広告設定 > キーワード &広告文作成という流れです。その中でタグマネージャーの設定や発火確認など付随業務も発生しますので一式説明します。
Googleリスティング広告 - 初期設定から公開までの手順
上を細分化すると、広告の出稿までには、主に7ステップが存在します。
- アカウント設定
- 広告表示設定
- 広告キャンペーンの作成
- 一時申請
- 支払い登録
- コンバージョン設定
- タグ・トリガーとは?設定方法
- Google Tag Mangerの設定
- トラッキングIDの確認
- タグを作成する
- コンバージョンリンカーの設定
- コンバージョントラッキングの設定
- タグ・トリガーの動作確認
- 動作確認のやり方
- 審査
- 最終確認
本記事は、それぞれの意図や操作を理解し、広告がリリースできることをゴールとします。順に説明していきます。
1,アカウント作成
アカウントは、google広告のホーム画面の右上「今すぐ開始」より作成できます。
2,広告表示設定
早速ここから作成に入りましょう。
広告キャンペーンの作成
広告を運用するにあたって、広告キャンペーンを作成する必要があります。
その後の設定が楽なため、ここでは下図の矢印より「キャンペーンの作成をスキップ」を押します。
すると以下の画面に移ります。こちらが管理画面です。
新しいキャンペーンを作成
「新しいキャンペーンを作成」より、キャンペーンを作成していきます。
キャンペーン目標を選択
次に目的選択をします。見込み顧客の獲得(コンバージョン)を重視するか、もしくは流入を広くとる(インプレッション重視)かを選択できます。
それぞれのメリットデメリットと適するケースは以下です。
- 見込み顧客の獲得・販売促進系
- メリット:購入に直結するようにセグメントや出稿キーワードの単価を最適化してくれる
- デメリット:購入から逆算する為、クリック単価が釣り上がりやすい
- 場合によっては以下のトラフィックを多く取った方が、結果的にコンバージョン単価が良いケースも稀にある
- 適するケース:購入する商品やサービスをすぐ売りたい際
- 流入向上・トラフィック目標系
- メリット:クリック単価低く色々な方にアプローチできる
- デメリット:購入などの目標に至るとは限らない
- 適するケース:消費財など低額で日常的な商材、もしくは購入を目標としない官公庁などのプロモーションなど
今回は、例として「見込み顧客の獲得」とします。
キャンペーンタイプの選択
次にキャンペーンタイプを選択します。それぞれのキャンペーンタイプの概要と特徴は以下です。
今回は検索広告を打ち出すため、「検索」を選択します。
コンバージョン目標とキャンペーン名記載
次に、「目標を達成する方法」「コンバージョン目標」「キャンペーン名」を記載します。
単価設定
次に「単価設定」に進みます。今回はコンバージョンの計測を目標としているので、「コンバージョン」を選択します。また「コンバージョン単価」も任意で設定できます。単価を設定することで、指定した単価の範囲内でコンバージョンを最大限に獲得できるように入札単価が設定されます。
「キャンペーン設定」「地域」「言語」
次に「キャンペーン設定」「地域」「言語」を設定します。リスティング広告を打つため「検索ネットワーク」を選択しましょう。地域、言語は日本、日本語でよいでしょう。
その下に「オーディエンスセグメント」の記載がありますが、こちらは広告のターゲティングをする際に使用するものなので、今回は省略いたします。
高度な戦術を実施したい場合にはこちらの設定を推奨します。しかしながら、まずはトライしたい場合、デフォルトのまま、「モニタリング」にチェックが入っていればよいでしょう。
部分一致キーワードの設定
次に「部分一致キーワード」があります。デフォルトでは以下のように「オフ」になっていますが、キーワードごとに設定を変えられるためそのままで問題はありません。
なお、ユーザーが入力した検索キーワードに応じて、表示される広告がリスティングですが、「マッチ対イプ」は設定したキーワードに対してどの程度の一致度となるかをツールに指定できます。
マッチタイプの定義:部分一致・フレーズ一致・完全一致の違いについて
それぞれの定義を把握、理解しておきましょう。以下は「マーケティング コンサルティング」の定義要件と一致例です。
- 1)完全一致
- 定義要件:キーワードと「同じ意味の語句のみ」に広告表示が適用される
- 例:「マーケティング コンサルティング」と同じ意味以外には表示されない
- 2)フレーズ一致
- 定義要件:「キーワードと同じ語句を含む言葉」に広告表示が適用される
- 例:「マーケティング コンサルティング 求人」などにも適用される
- 3)部分一致
- 定義要件:キーワードと「近しい語句を含む」言葉に広告表示が適用される
- 例:「WEB マーケティング」などにも適用される(*登録キーワードがユーザーの検索語句に入ってない場合でも表示されます)
最も多く一致するのは部分一致です。近年では自動で部分一致からフレーズ一致などにGoogle広告のツール側が提案、承認すれば変更してくれる仕様となっており、どんどんツール自体自動化・高度化されています。
よって画像の「オフ:キーワードのマッチタイプを選択する」で差し支えありません。昔はこの部分に人の目が必要でしたが、現在では、続けていれば最適化がだんだんなされてきます。
「キーワードと広告」の設定
次に「キーワードと広告」の設定に移ります。まず「キーワード」を設定します。「キーワードの入力」では、検索されたときに広告を表示したいキーワードを追加します。
キーワードは広告ツール内のキーワードプランナーを使うことを推奨します。特定の軸のGoogleサジェストを一気に出してくれます。
平均検索数や、競合性、上部に掲載された場合の単価など多くの情報をリサーチできます。
キーワード設定のコツ
仮説軸を持つことがまず重要であり、軸考案を自らできることが好ましくあります。この辺りは当事者である者でしかできない軸がいくつかあるはずです。例えば今回はバイカーに向けたTシャツの2024年の商品ですが、以下の軸でまず抽出しました。
- バイカー+商品
- ライダース+商品
- バイク+商品
上は一般的な考案。しかし実際はバイカーとして以下のこだわりを持つ方は多いです。
- 例:バックなら
ハイエンド ショルダーバック
、革 ショルダーバック
などハイエンド バック
革 バック
などで結果がどう変わるかも見た方がこのましい
- 例2:Tシャツなら
プロテクター Tシャツ
、ツーリング Tシャツ
など
最終的には膨大な数のキーワードをキーワードプランナーで抽出できることが多いです。最初に広く取り、運用後に消していくというのが一番効率が良いです。
なおほとんどの場合には、関係ないノイズが含まれているので注意、精査しましょう。例えば上は夏のSSTeeですが、長袖も入ってきたりなどするので除外。
またキーワードを抽出したら、中には新しい軸の断片も含まれていたりします。
ここからまた新しく、キーワードプランナーでまたサジェストリサーチをかけ、キーワードを広げる、というのも有効です。
繰り返しますが、まず仮説を頭の中で持つことが重要、その後の実情を加味して深掘りしましょう。多くの成果はここの軸で決まります。
広告の設定
次に「広告」の設定に進みます。実際に表示される広告の文章を設定します。
最終ページURLはサイトホームページを設定しましょう。
「広告見出し」は3個以上、「説明文」は2個以上追加する必要があります。右に表示されるプレビューを参照しながら設定しましょう。画像は私がもう一つ持ってる法人のバイカーブランドを例にした記載です。
上部にある有効性をあげていきましょう。
上で設定したKWが軸軸となります。ヒットするKWを散りばめながらなるべくたくさん作るのがポイント。
なるべく網羅するのがコツ。検索でクリック率上がり安くなり、広告の単価が落ちやすくなります。
各種アセットの設定(画像、ロゴ、サイトクイックリンク、コールアウトなど)
以下部分はなるべく設定しましょう。画像、ロゴ、サイトクイックリンク、他できたらコールアウトは設定しておいた方が無難です。
表示の際にあるなしで、クリック率がだいぶ左右されます。実際のイメージを見ていただいた方がわかりやすいかと思います。だいぶ引きが違ってきますよね。
予算
次に「予算」を設定します。予算に合わせて「1日の平均予算」を設定しましょう。大体は広告ツールが競合の入札額を加味して推奨予算を出してくれます。
テストマーケの場合は、それよりも少ない予算で出稿推奨です。Google推奨でも問題はありませんが、初期は結果が大きくばらけますので。
キャンペーンを公開(一時的処理)
最後に確認画面が表示されるため、「キャンペーンを公開」をクリックします。但し、今回のケースでは初めて実施することを目的とする為、まだ設定をする必要が存在します。
支払い登録
広告はまだこの段階では掲載されていません。「お支払い情報」を入力する必要がありますので、管理画面左部「料金」をクリックしましょう。
以下の画面が表示されますので、お支払いの設定を済ませましょう。
3,コンバージョン設定
上記のお支払い登録を済ませると、google側の審査にかけられ、この審査終了の後に広告の掲載が始まります。しかしながら、ここでコンバージョンの設定を忘れてはいけません。
google広告には広告リンクから獲得できたコンバージョンを測定する「コンバージョントラッキング」という機能があります。このコンバージョントラッキングに基づいて、google広告が最適化案を示してくれるので、常にコンバージョン獲得に適応した広告を作成することができます。
コンバージョン設定は、まず「タグ」「トリガー」の設定から始めます。
タグ・トリガーとは?
そもそも「タグ」「トリガー」とは何でしょうか。以下で簡単にご説明します。
- タグ:データや数値を計測するものです。「何を」測定するかを定めます。
- トリガー:タグを発火させるタイミングを表すものです。タグが「いつ」測定するかを定めます。
このように、コンバージョンを設定するにあたっては、何を測定するか(=タグ)、いつ測定するか(=トリガー)の2つを設定する必要があるのです。今回はコンバージョンを測定するので、タグ=コンバージョンを対象とし、トリガー=コンバージョン発生時、として考えます。
4,Google Tag Managerの設定
このタグ設定には結論タグマネージャーを使うことを推奨します。
タグの設定には2つ方法があり、「サイトに直接タグを埋め込む方法」と「Google Tag Mangerを使用する方法」があります。前者はHTMLを編集しなければならずコーディングの知識が必要となる、また管理画面で一元管理できない為運用工数も後々上がります。
本記事では後者の「Google Tag Mangerを使用する方法」を解説いたします。
Google Tag Managerは、以下のページの「無料で使用する」をクリックして始めます。するとgoogleログイン画面が出ますので、ログインします。
アカウントの作成
次にアカウントの作成を行います。右上「アカウントを作成」をクリックします。
次に「アカウント名」「国」「コンテナ名」「プラットフォーム」を記載・選択します。
なお、「コンテナ」とはタグ、トリガーを管理するフォルダのようなものです。1サイトに1コンテナが一般的です。また、「コンテナ」の作業環境を「ワークスペース」と呼びます。
以上でアカウントの作成は完了です。次に「Webページにコードを埋め込む」ことを行います。
コードを埋め込む方法
アカウント作成後、以下のような表示がされます。このコードを指示に従い張り付けていきます。
5,タグを作成する
次にタグの作成に入りますが、コンバージョンを測定するにあたって、必要なタグは以下2つございます。
- コンバージョンリンカー:クリックデータを計測するタグ
- コンバージョン トラッキング:発生したコンバージョンを測定するタグ
以下順に設定方法を説明いたします。
コンバージョンリンカーの設定
タグの設定は、以下の管理画面より行います。画像赤枠「新しいタグ」よりタグを設定します。
以下の画面が表示されます。
上部「タグの設定」より「コンバージョンリンカー」を選択します。
下部「トリガー」より「All Pages」を選択します。コンバージョンリンカーはクリックデータを計測するため、全てのページを対象とします。下画像のように設定できれば右上より「保存」します。
コンバージョン トラッキングの設定
こちらは、コンバージョンリンカーとは違い「コンバージョンID」「コンバージョン ラベル」を先に取得する必要があります。
コンバージョンID・ラベルの確認方法
「Google 広告管理画面」より、左側「目標」の「コンバージョン」をクリックし、「新しいコンバージョン アクション」をクリックします。
次に「コンバージョンの種類」を選択します。サイト上のコンバージョンを測定するので「ウェブサイト」を選択します。
次に、コンバージョンを測定する「サイトのURL」を記載し、「スキャン」を行います。
スキャン後、画像左下「+手動でコンバージョン アクションを追加」をクリックします。
その後、「アクションのカテゴリ」「コンバージョン名」「コンバージョンの価格」「コンバージョンのカウント方法」を記載します。以下では例として「お問い合わせの送信が起きた際のコンバージョン」を測定するとして記載しています。
以上を記載すると、「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を確認することができます。画像上部右「Google タグ マネージャーを使用する」を選択し、IDとラベルを控えておきます。
ここまでできたら、先ほどのコンバージョンリンカー作成同様、「Google Tag Manger」の「新しいタグ」よりタグを新規作成します。
次に、タグは画像赤枠「google 広告」を選択し、その後「Google 広告のコンバージョン トラッキング」を選択します。
次に、先ほど入手した「コンバージョンID」「コンバージョン ラベル」を記載します。
タグの設定は以上で完了です。
次にトリガーを設定します。今回は指定したページのみタグを発火させるため、「トリガーの選択」において、右上「+」をクリックし新しいトリガーを追加します。
「トリガーのタイプ」を「ページビュー」に設定し、「一部のページビュー」にチェックを入れます。
タグを発火させたいページのURLを入力します。例としては購入や資料請求の発生が起きた時に表示されるサンクスページ等があげられます。
タグに名前をつけ、保存すれば完了です。
ここまで設定が済むと、Google Tag Manager管理画面上には青色「現在編集中」の「追加済みの数」が「3」とあるかと思います。
作成したトリガー1つ、タグ2つ(コンバージョンリンカー、コンバージョントラッキング)で合計3つでございます。よろしければご確認ください。
6,タグ・トリガーの動作確認
設定したタグ・トリガーが正しく作動するかを確認します。広告データの運用において正確な計測は不可欠ですので、確認が必須です。
なお、Tag Assistantというchrome拡張機能がございますので、こちらより追加をおすすめいたします。
動作確認のやり方
Google Tag Mangerの管理画面右上「プレビュー」より動作確認を行えます。
すると以下の画面が出ますので、サイトのURLを入力してください。
接続が完了すると、下の画像のページに飛びます。
こちらが管理画面でして、赤枠上部「Tags Fired」と赤枠下部「Tags Not Fired」がございます。「Tags Fired」が設定したタグが発火していることを示し、「Tags Not Fired」が未発火の旨を示しています。
接続直後の段階では、画像のように「コンバージョンリンカー」は上部「Tags Fired」に表示され、「コンバージョン トラッキング」は下部「Tags Not Fired」に表示されていれば正常です。
接続先のサイトで、コンバージョンを発生させてみましょう。正しく計測されていれば、今度は下画像のように「コンバージョン トラッキング」も「Tags Fired」と表示されます。
以上のように「コンバージョンリンカー」「コンバージョン トラッキング」が正しく計測されていることが分かれば、動作確認は完了です。
7.審査
おそらくは、エラーが一定表示されます。Googleの規約などに抵触することが多いです。以下の赤枠の表示をそれぞれの部分クリックして、公開まで持ってきましょう。
最後に審査画面になるので、そこまで行ったら完了です。お疲れ様でした、と言いたいところですが、大体まだ作業が残っています。微妙な最適化が必要です。
8.最終確認
以下は公開前、必ずセルフ確認。過程で間違えることが結構あります。
- リンクが間違ってないか( 広告の以下の赤い部分クリックで時短可)
- 広告グループに対して、テキスト間違ってないか ( 広告、上の鉛筆マークより確認 )
- 画像などは添付間違えしてないか( 広告の鉛筆マークから )
- オーディエンスは間違ってないか( オーディエンス設定から )
- 他適量
ここまでやって、やっと安心できます。
Google広告のキャンペーン作成以後の操作(最適化・効率化)
ここからはキャンペーン画面の実操作から可能です。
よく使うカラム
左側のカラムのここから辿れます。よく使用するものは以下です。
各種の中央のキャンペーンなどをセレクトすると自動的にフィルタリングされるので注意しましょう。適量以下の上部に表示されたフィルタ操作を。(あれ、表示されない? ということはよくあります)
有効化・削除・一時停止
各階層のボタンから行えます。
オーディエンス調整(特定の性別や年齢だけにGoogle広告を表示させたい場合)
基本的には年齢・性別などのオーディエンスは広告グループ単位での設定となります。(キャンペーン設定ではないので注意)多くは個々の調整が必要になることが多いです。
公開設定後に左側オーディエンス > ユーザー属性編集 > 特定のキャンペーンを選択 > 広告グループを選ぶと除外設定ができます。
例えば下は、メンズ商品なので、女性に表示させたくない場合です。
年齢や世帯収入なども結果を見ながら、適量設定を変更して、最適化を施しましょう。クリエイティブ云々よりこちらの方が成果に寄与する割合が多い印象です。
以後の効率化、複製してキャンペーンやグループを作りたい場合
キャンペーン > グループ > 広告とそれぞれ階層が別れますが、目的が近しければ、一回作ったものを複製すると以後時短できて楽です。
例えば既存の「メンズ」キャンペーンに「レディース」も広告グループに追加したい場合をケースとして説明します。広告グループから、チェックボックスを押すと、編集ボタンが表示されるのでクリック。
一旦コピーしたら、また貼り付けを押しましょう
ここのチェックボックスだけ、忘れないように。(いきなり公開されてしまうので)
しばらく時間がかかるのでバックグラウンドで処理しましょう。時間が経てばそれぞれのキャンペーン配下のグループに表示されます。
以後のものは複製していきなり管理画面から操作できるので、楽です。今回のケースの場合、メンズのキーワードを修正したり、画像・テキスト・アセットを微調整すれば完了します。
効率的に機能を活用、管理しましょう。
次回予告:ここからが大事になる、運用効果の最大化
初期設定、キャンペーン出稿は以上で終了となります。お疲れ様でした。
広告掲載後は自動で最適化案が提案されますが、結局AIには限界があります。そもそもの広告投下導線の変更起案や、LPOなどのボトルネックは検出してくれません。
結論から言えば、以後の運用でのほとんどの成果に関わる変数は以下です。広告ツールで自動ABテストなどもできますがそれを遥かに凌駕します。
- 実施内容そのもの(問い合わせだけでなく、DLCにする、セミナーにする)
- 導線そのもの(LP作成自体意味なくEC商品ページ直の方が良かったりする)
- オーディエンスそのもの(そもアプローチ対象が違う)
広告のテキストクリエイティブや画像など単体での、ABテストは時間の無駄使いになることが往々にしてあります。それだけではレバレッジ(高い効果が得られそうな場合に予算を追加して展開)を効かせるまで至らないケースも多いです。
なので代理店に頼んでイマイチでも、知識なくて自分でやったら効果が2倍、などという弊社実支援例もちらほらあります。(クライアントにインハウス支援で、広告のやり方を教え込んだ結果)
結局現時点、ここまでほとんどの代理店はスコープ外ですし(場所による)、AIで自動化してくれるツールは多いですが、事前の仮説軸や、広告ツール外の修正提案はまだ無理です。結局は根幹、人的思考がまだ必要です。
さて、ここからが愚直なPDCAやトライの始まりです。
時間を無駄しないために、効果を最大化するために、次回は以後の効果観測の方法と、PDCAはどのような指標を見て、どのように施策を打てばいいのか? を解説していきます。
公開後にリンクを貼ります。しばしお待ちを・・・。